心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

関係性によって伝え方を変える

相手が、

 

友だちなのか、

 

部下なのか、

 

生徒なのか、

 

関係性によって伝え方を変える。

 

教える力がつくと、善意で関係性に関係なくものを教えようとしてしまう。

 

それが、部下や生徒の場合は相手が受け止めてくれるけど、

 

例えば、

 

友だちにストレートに

 

「これは〇〇だから、こうした方がいい!」

 

と伝えても、抵抗が生まれやすい。

 

これは、

 

どちらが教える人で、どちらが教わる人かという両者の合意(相談的枠組み)ができていないからだ。

 

※友だちに対してでも相談的枠組みができていれば受け止めてもらえる。

 

だから、

 

関係性によって伝え方を変える。

 

相談的枠組みができている人に対しては、バシバシ理論や方法を伝えていいが、

 

そうでない関係の人には、

 

自分の気づきなどを、エピソードに乗せて伝える。

 

ex.おれ、昔は人前で話すことが苦手だったんだよね。緊張して顔赤くなるし、頭が真っ白になって話す内容も飛んじゃってさ。

でも、効果的な話し方の理論を学んで、練習も実践もたくさん失敗しながらだけど、繰り返すうちに上手くなってきて、気づいたら周りから「話すのうまいね!」って言われるようになったんだ。

で、思ったんだ。

上達するには、効果的な理論を学ぶことと、失敗しても繰り返しやり続けることが大切だって。

 

この伝え方であれば、自分の考え方ややり方を相手に押し付けていないから、取捨選択するのは相手になる。

 

だから、

 

抵抗が生まれにくくなる。

 

相手との関係性によって話し方を変える。

 

このことを知っているだけで、あなたの話は相手に届くようになる。

 

伝え方は一つじゃない。