心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

思考の筋肉量

思考によって導かれる結果は、

 

当たり前だけど知識量によって変わる。

※経験によっても変わるが、今回は知識にフォーカスする。

 

知識が浅い人が考えた結果と、深い人が考えた結果では、論理性も変われば実現性も変わる。

 

ただ、ここで注意しておきたいのは、

 

偏った知識だけを身につけても、思考の筋肉量は変わらないということ。

 

例えば、

 

アドラー心理学を学ぶ場合、勉強会や書籍でそれを教えている人は何人もいる。

 

様々な心理学とアドラー心理学の理論を対比し、一票を入れ続けてきた結果それでもアドラー心理学を有効的と捉え、それを伝えている人もいれば、

 

流行りに乗って、深い知識がなくてもそれを伝えている人もいると思う。

 

この場合、

 

上記の方から学んだ方が圧倒的にプラスになることは間違いないが、

 

最初に出会った知識が下記の方だった場合、それを盲信するのは怖い。

 

だから、

 

同じアドラー心理学でも、何人かの書籍などに触れ、絶えず自分の頭でどの理論を採用するかを判断するし続ける必要がある。

 

ユング心理学フロイト心理学を対比するのもいいし、

 

NLP脳科学的な視点から分析してもいいし、

 

アドラー心理学全体論とスーザンデイビットのエモーショナルアジリティの考え方の類似点と、相違点を分析するのもいい。

 

こうして多様学習を繰り返す中で、思考の筋肉量が発達していく。

 

誰か一人の、どれか1つの理論を突き詰めることも大切だけど、

 

それだと、すぐに論破されてしまう。

 

だから、

 

様々な人の様々な理論を常に学び、ふるいにかけ、常にどちらを採用するかを選び続けていく。

 

そうすることで、思考の筋肉量は確実に増える。