心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

機械的な人間には惹かれない

最近よく思うことがあって、

 

例えばコンビニで

 

店員さん「袋入りますかー?」

私「ください」

店員さん「はーい。○○円になりまーす」

私「支払いQUICPayで」

店員さん「こちらタップしてくださーい」

私「ありがとうございます」

店員さん「ありがとうございましたー」

 

というやりとりの中で、店員さんの言動が機械的で気分が良くない。

 

このときの機械的というのは、

 

話し方(声のトーン・大きさ・リズム)が一定、

表情がない、

目線を合わせない、

 

など。

 

つまり、

 

「目の前の人に意識を向けていない」

 

ということ。

 

たしかに、

 

店員さんからしたら一日にとてもたくさん来るお客の一人だけど、こちらからしたらそうではない。

 

機械的な対応でも物を売るという仕事は成り立つけど、次来る時もこの人だったら嫌だなって思ってしまう。

 

でも、

 

これはコンビニの店員さんにだけ言えることじゃなくて、他業種でもそうだし、どんな人間関係でも言える。

 

人間は、

 

「こういう時はこうしよう」

 

というパターンをたくさん持っている。

 

持っているからこそ、頭の中で準備ができ、不安を減らすことができる。

 

ただ、

 

それを無意識的に機械的にやっていては魅力はないということ。

 

パターンは持ったまま目の前の人に意識を向け、

 

「その瞬間のこの人にとって必要なことは何か」

 

を常に考えなければいけない。

 

意識を向ければ、

 

そのパターンのままいくのが良いか、

 

少しアレンジをした方が良いか、

 

または全く別の行動をした方が良いか、

 

が考えられるようになる。

 

つまり、

 

機械的=無意識的

人間的=意識的

 

ということだと思う。

 

機械的でなく、人間的に生きる時間を増やしたい。

 

人間は、人間的な人に惹かれるから。

思ったことはすぐにメモすること

日常を過ごしていて、

 

「これはいい!」

 

と思ったアイデアは、すぐにメモすること。

 

人間は1日の中で数え切れない数の思考をしている。

 

だから、

 

「後でいいや」

 

と思っていると、次々に思い浮かぶ思考によって記憶の端に追いやられてしまう。

 

ちなみに、

 

私が今日この内容を書いたのは、先日とっても良いアイデアを思いついたのに

 

「こんなに良いアイデアだから忘れないだろう」

 

と過信をしていたら案の定わすれてしまったから、、、

 

なんだっけT_T

 

メモしとけばよかった。

どうして成長する必要があるのか

成長する必要性はいくつもあるが、

 

その一つは、

 

将来、自分が

 

「この人と一緒に居たい」

 

と思う人に選んでもらうため。

 

社会人になると、学生の時とは違って遊ぶ友人の数が少なくなることがほとんど。

 

学生の時は10人前後の友人と遊ぶことが多かったとしても、社会人になっても遊ぶ友人の数は2〜3人が平均だと思う。

 

しかも、

 

学生のときは毎週会えていた友人も、職場が県外になったり、仕事の都合だったり、結婚をして会える頻度は確実に減っていく。

 

あなたは、

 

そういう環境を乗り越えてでも会いたい2〜3人に選んでもらえる自信はありますか?

 

仕事でももちろん、たくさんの社員の中から

 

「こいつはうちの会社にいなくてはいけない」

 

と会社に選んでもらわなければ、しっかりとしたお給料をもらうことはできないし、

 

結婚に至っては、相手にとって人生でたった1人の大切な存在として選んでもらわなければいけない。

 

このふるいにかけられた時、成長をせず生きていく人が選ばれると思いますか?

 

確実にNOです。

 

学生時代は、

 

楽しい人でいれば友人がいたかもしれない。

 

気の合う趣味があれば友人がいたかもしれない。

 

でも、それだけの人は、

 

楽しくて、気の合う趣味があって、居心地が良くて、真剣にな話が出来て、一緒に居て成長を感じられるような、

 

複数の魅力を持った人に残念ながら負ける。

 

だから、

 

なるべく早い時期から成長していくべきだ。

 

「今のままでいいや」

 

って、現状に満足している暇はない。

 

もちろん、

 

今この瞬間を味わうことは大切。

 

でも、それだけでは「選んでもらえない未来」が待ってい

る。

 

あなたはどっちの未来を選びますか?

選択肢があることが自由

なるべく子どもたちには選択肢を与えてあげたい。

 

選択肢がないと、その選択肢が合わない場合、勇気がくじかれてしまう。

 

例えば、

 

友だちと仲の良い関係を作りたいとき、

 

「楽しい話をする」

 

という選択肢しかないと、

 

話をするのが苦手な子にはハードルが上がる。

 

もちろん、

 

話をする能力も伸ばすに越したことはないんだけど、

 

まずは得意なものを作りたい。

 

だから、

 

選択肢を作る。

 

「楽しい話をする」

 

もしくは、

 

「相手の話をうなづきながら聞く」

 

というように。

 

そうすることで、子どもは出来そうな方を選ぶ。

 

自分で選べることで、自分で選んだという主体性につながる。

 

これには、選択肢を与える側の賢さが必要になる。

 

常に頭の中で効果的な選択肢を考える必要があるからだ。

 

でも、

 

そうやって選択しを考える力を鍛えることで、

 

与える側の人生も充実していく。

影響し合わないのは無理

相手と自分、

 

影響し合わないのは無理。

 

相手の行為が自分に少なからず影響を与えるし、

 

自分の行為が少なからず相手に影響を与える。

 

だから、

 

自分の行為が相手や社会に与える影響には、神経を使った方がいい。

 

相手に良い影響を与えるから、自分に良い影響が返ってくる。

 

で、

 

「行為」

 

というのが重要で、

 

例えば、こちらが怒りを感じていても、相手がそれに気づかなければマイナスな影響はない。

 

だから、

 

常に心から「善い人間」でいるというよりも、相手が受け取る心理的影響を考えて行為をすること。

 

もちろん「善い人間」でいられるに越したことはないが、

 

人間関係を作るのは「行為」だ。

 

陰性感情を感じてはいけないのではなく、

 

陰性感情を使って相手を動かすことが良くない。

 

そしてこれは人格ではなく、

 

コミュニケーションだ。

人がプラスなことを見つけるためには

人って、

 

マイナスなことにばかり目がいく。

 

DNAにマイナスなことは無意識に見つけやすいようにインプットされてるからなんだけど、

 

それは、

 

私たちが原始時代の頃、

 

猛獣に襲われないために、危険な食物を食べないために働いてきた機能のなごり。

 

つまり、

 

命を守るための機能。

 

マイナスなことは命に関わるかもしれないけど、プラスなことは、なくても命に関わらないからね。

 

だから、

 

プラスを見つけるには意識的に見つけなければならない。

 

人の良いところも、

 

楽しいことも、

 

幸せなことも、

 

意識的に見つけなければ見つからない。

 

人生でプラスを見つけたければ、意識的に生きよう。