心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

理想

誰しも理想の自分を描いて、

 

そうなろうと進んでいると思う。

 

しかし、

 

理想を作ると、そこには劣等感が生まれる。理想から現在を引き算するから当然だ。

 

ここで大切なのは、

 

理想の自分は頭の中にあるものであって、今ここに存在する本当の自分ではないということだ。

 

多くの人がその劣等感に苦しめられるのは、

 

理想の自分にならないと価値がないと思ってしまうからだと思う。

 

ただ、

 

頭の中にある理想の自分と、今ここに存在する本当の自分、どちら愛するべきか?

 

それは、

 

今ここに存在する自分だ。

 

理想は理想でしかない。

 

じゃあ、理想はいらないのか?

 

そうではない。

 

理想は作るが、理想の自分になったら価値があるのではなく、それに向けて進むことに価値がある。

 

理想に向けて進む中で、多くのものを得ることができる。

 

望んでいたものかもしれないし、想定外のものかもしれない。

 

それが充実感につながる。

 

そのことが大切であって、理想の自分が大切なのではない。