心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

柔軟性

基礎はとても大切。

 

まずはそれを徹底し、いつでもどんな環境でも同じパフォーマンスを出せるようにする。

 

そうすることで、

 

安定したクオリティを出し続けることができ、相手に信用と安心を与えられる。

 

でも、

 

そこから上を目指すには、その瞬間の環境、相手の状況に合わせて柔軟にやり方を変えることが大切。

 

その際、基礎の「本質」を見失わなわずに、「方法」を変える。

 

例えば、

 

相手に自信を持ってもらうためには「承認(相手の貢献に対する感謝など)」が大切だけど、

 

本質をずらさなければ、叱ることでもそれができる。

 

「おまえはそんなもんじゃないだろ!おれはおまえならできるって信じてるぞ!!」

 

こう叱られて、

 

「あの人に叱られて傷ついた」

 

っていう風にはならないと思う。

 

この伝え方なら、「承認」という本質をずらさないまま叱ることができる。

 

こういったように、

 

本質を見失わず、その瞬間の環境や相手の状況によって方法を変えることが柔軟性(センス)。

スランプのときは

スランプと感じたら、

 

・最低限死守したいラインを決める。

 

・過去うまくいったときのことを、意識、感情、行動、周りの環境レベルで思い出す。

 

・スランプになってよかった点を考える。

 

この3つをやってみてほしい。

 

スランプだからといって、今までやったいたことが全てできなくなるわけじゃない。

 

最低限死守したいラインを決め、

 

その期間に改めて過去を振り返り、うまくいっていたときを再現できるように意識化する。

※振り返ることで思考がぐるぐる同じところを回ってしまう場合は、この工程はとばす。

 

そして、スランプになったからこそ良かった点を考え、次はどうやってやってみるかを決める。

 

この、「次はどうやってやるか」が決まれば、あとはワクワクが生まれ、行動するエネルギーに変わる。

 

スランプはいいこと。

 

スランプがなければ、改めて自分をブラッシュアップしようとは思わないから。

経験と新しい知識

人は経験を重ねると、

 

成功体験が生まれ、良くも悪くもその場所の居心地が良くなり(コンフォートゾーン)、

 

そこを抜け出すのをやめる。

 

そうすると、

 

挑戦が減り、成長がなくなる。

 

このことを知っている人は、

 

その時点で人や本から新しい知識を吸収する。

 

ここで気をつけたいのは、

 

これまでの経験を捨てて、新しく吸収した知識だけで行動しようとする場合があること。

 

そうすると、

 

行動した結果の予測が一気に見えなり、怖くなって行動ができなくなる。

 

大切なのはバランス。

 

せっかく積み重ねてきた経験を0にして行動する必要はなく、

 

その経験を土台に、

 

新しい知識からの行動を織り交ぜ、徐々に増やしていく。

 

一気に変えようとすると、怖くなって動けなくなるし、

 

周りも急な変化について行きにくくなる。

 

大切なのは、

 

自分も周りもついて行きやすく、どちらにも良い刺激と思える範囲。

「けど」をプラスに使う

やりたいけど、自信がない。

 

やらなければいけないけど、気分が乗らない。

 

頑張ってるけど、うまくできないときが多い。

 

これ、

 

「けど」のあとにマイナスがきてる。

 

で、

 

このマイナスがやらない理由を作ってしまって、行動ができない。

 

だから、

 

この「けど」をプラスに使う。

 

自信がないけど、やってみる。

 

気分が乗らないけど、最低限はやる。

 

うまくできない時が多いけど、できるときもある。

 

こうやって、

 

逆接をプラスにするだけで、動きやすくなる。

苦手なものほど得意なもの

人間関係が苦手、

 

人前で話すのが苦手、

 

細かい作業が苦手、

 

苦手って人それぞれあると思う。

 

で、

 

それって未来の自分の得意。

 

苦手だからこそ、

 

誰よりも悩んで、探求し、考え、変えようとして行動する。

 

だから、

 

気づいたら人よりも得意になってる。

 

人並みにできることだったら、特に探求もしないし考えたりもしない。

 

だから成長も少ない。

 

苦手なことばっかりって人は、

 

超超超チャンス!!!

 

それ、得意になるから。

 

私が今得意なものも、

 

以前はほとんど苦手だったこと。

選択肢が多すぎて動けないときは

たくさんの経験と学びから、

 

取れる行動の選択肢は増える。

 

でも、

 

選択肢が増えれば増えるほど、いざとなった時にどの行動をすれば良いのかがわからなくなる。

 

で、結果動けなくなる。

 

だから、

 

自分の中に引き出しは増やすけど、

 

いざなったときに使う選択肢は2〜3つに絞っておく。

 

そうすると、

 

迷いが減って動きが取りやすくなる。

 

大切なのは、

 

実際に使う2〜3の選択肢を、たくさんの選択肢の中から環境とタイミングに合わせて常に準備しておくこと。