心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

「形」にとらわれない

○○になりたい

 

って、とても大切だと思う。

 

でも、

 

もっと大切なのは、

 

「どうしてなりたいか」

 

人とコミュニケーションを取ることが好きだから

 

教えることが好きだから

 

パソコンが得意だから

 

物を作るのが好きだから

 

っていう、価値観を分析すること。

 

そうじゃないと、形にとらわれて身動きが取りづらくなることがある。

 

例えば、

 

プロ野球選手になりたいっていう夢の価値観が、

 

チームで協力することが好き

 

活躍することで周り勇気を与えたい

 

だったら、

 

プロ野球選手になれなくても、

 

入社した会社でチームの協力を大切にしたり、活躍することで周りに勇気を与えられる。

 

形にとらわれなければ、

 

可能性はもっと広がる。

その先を考える

行動をしたその先、

 

しなかったその先、

 

うまくいったその先、

 

失敗したその先、

 

相手はどんな気持ちになって、その気持ちがその人の周りにどんな影響を及ぼすのか。

 

自分はどんな気持ちになって、その気持ちがその人の周りにどんな影響を及ぼすのか。

 

その影響を受けた人はどんな気持ちになって、その気持ちがその人の周りにどんな影響を及ぼすのか。

 

その瞬間を考えることも大切だと思うけど、その先も一緒に考えられたらなおいい。

 

その瞬間にうまくいっていないときも、その先にプラスの種は蒔いておける。

なぜ何度も同じ話をするのか

「その話この前も聞いた」

 

って思う時、いつも振り返るようにしてるのは

 

「しっかり相手の話を聞けていたのか」

 

ということ。

 

途中で自分の話にすり替えていなかったか。

 

別のこと考えながら聞いていなかったか。

 

きっと、

 

何回も同じ話を相手がするのは、

 

こちらがしっかり聞けてないから。

どのラインを当たり前にするか

「ここまでできるのが当たり前」

 

というラインを、どこまで上げることができるかはとっても大切です。

 

人は自分の当たり前を勝手に作ってしまい、その当たり前をベースに行動します。

 

例えば、

 

同じ一日でも、こなす仕事量と質はその人の

 

「ここまでできるのが当たり前」

 

というラインの高さで決まります。

 

特に、

 

最初が大切。

 

仕事だったら入社時。

 

私はそこに全てをかけてます。

 

スタッフの入社時研修では、

 

「こんな想いで働いて欲しい」

 

という気持ちを心から伝え、

 

技術の指導と、その技術がなぜ有効かという理屈を徹底的に教えます。

 

最初が甘いと成長が圧倒的に遅くなりす。

 

後から意識を高くしてもらおうとしても、低いラインで慣れてしまった意識を変えるのは、時間もエネルギーも掛かかる。

 

成長が遅くなると、スタッフは高いレベルでの仕事ができるようにならないので、充実感も自己価値も持ちにくくなる。

 

一緒に働く仲間に、そんな風になってほしくない。

 

もちろん、入社後のフォローとブラッシュアップは必要です。

 

ただ、一番大切なのは最初。ここにどれだけこちらの想いと時間とエネルギーを込められるか。

 

うちのスタッフは基本アルバイト社員ですが、正社員を超える意識とクオリティで仕事ができます。

 

アルバイトですが、

 

うまくできなかったときに悔しくて泣くスタッフがいます。

 

「勉強になるから見たいです」と、夜遅くまで他の先生の模擬授業を見るスタッフがいます。

 

自ら生徒にアンケートを作って、勉強に関しての気持ちを把握するスタッフがいます。

 

美容院で髪を染めてるときも、その時間に生徒のために勉強するスタッフがいます。

 

「あの生徒のことで心配なことがあって」と、休日なのに連絡をくれるスタッフがいます。

 

すごくないですか?

 

完全に気持ちはプロです。

 

もちろん、そのスタッフにはもとからその力があります。

 

ここを勘違いしてはいけません。

 

「全部こちらのおかげ」なんていうのは傲慢です。

 

でも、力をさらに引き出すための環境をつくるのは、

 

もしくは、まだその力に気づいていないスタッフにそのことに気づいてもらうのは、

 

こちら側の重要な役割です☆ 

どの意識レベルでやるか

アルバイトの意識でやったら、アルバイトの仕事ができる。

 

正社員の意識でやったら、正社員の仕事ができる。

 

マネージャーの意識でやったら、マネージャーの仕事ができる。

 

経営者の意識でやったら、経営者の仕事ができる。

 

同じ仕事でも、持った意識までの仕事しかできない。

具体化と抽象化

社会人になると、

 

「具体的には?」

 

と、上司から聞かれることが多いと思います。

 

考えていることを具体化しなければ、相手には伝わりません。

 

「しっかりやります」

 

では、どうするのかわかりません。

 

「明日までに、目標の顧客が3名足りないので、15件外回りに営業に行きます。プランAを提案し、納得してもらえなければプランBを勧めますが、値段交渉はマイナス1万円までにし、次作の割引券5000円をプレゼントします。また、即決でなく持ち帰りになってしまった場合には、3日後までを期限として後追いをします。」

 

が、具体化です。

 

この伝え方であれば、伝えた側は「どう行動してくれるのか」がわかり、安心につながります。

 

また、その考えに抜けがある場合には、上司から具体的なアドバイスをすることができます。

 

そのため、

 

具体的に伝えるということは、とても大切です。

 

そして、

 

具体的に伝えるためには、

 

「具体的に考える」必要があるので、考える力が付きます。

 

しかし、

 

具体化だけにとらわれるのは注意が必要です。

 

なぜなら、具体化すると「情報量」が減るからです。

 

例えば、

 

「どんな1年にしますか?」

 

という問いに対して、

 

「笑顔がたくさんの1年にする(抽象化)」

 

という答えの中には、

 

・友だちと好きなスポーツをして楽しむ

・家族とテレビを見ながらゆっくりおしゃべりをして過ごす

・仕事で目標を達成して成長する

 

※それぞれもっと具体化できますが、省略。

 

など、たくさんの情報量が含まれます。

 

しかし、

 

「Aさんと、趣味のテニスを週1回行き、雨の日は卓球を2時間行う(具体化)」

 

という答えの中には、そのことしかありません。

 

つまり、抽象化した内容の中には情報量が多く、具体化した内容の中には情報量が少ないです。

 

「笑顔がたくさんの1年にする(抽象化)」

 

という抽象化した内容を考えた場合、そこから具体化して、笑顔をたくさん作るためのいくつかの行動目標を作ることができます。

 

すなわち、「これがダメでもこうしよう」と考えられる柔軟性があるということです。

 

しかし、

 

「Aさんと、趣味のテニスを週1回行き、雨の日は卓球を2時間行う(具体化)」

 

という具体化した内容の場合、そもそも考えるスタートの情報量が少ないので、考えることが難しく、さらにそれがダメだったときの別の行動目標を考えることが難しくなります。

 

そして、具体化して考えるくせがつくと、どんなときも具体化して考えるようになるので逆に抽象化ができなくなっていきます。

 

抽象化が悪く、具体化が良いのではなく、

 

物事を考えるときは、

 

「抽象化」→「具体化」

 

の順番がおすすめです。

 

まずは情報量を多くするために抽象化し、その上で具体化していく。

 

こうすることでスムーズに考えが浮かぶようになるので、

 

ご参考に♪

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

 

今年の目標は

 

「自分を使い切る」

 

にします。

 

仕事もプライベートも、クタクタになれればいいなって思ってます☆

 

頑張ったあとの疲れって、いいものですよね。

 

「マジ疲れたぁ!!!」

 

って、心からの笑顔で言っていたいなって思います。

 

ということで、今年もよろしくお願いします(o^^o)