劣等感の補償
人間は、
劣等感を感じたときに2通りの補償をする。
劣等感自体は悪いものではない。
劣等感がなければ、成長しようと思わないからだ。
ただ、
相対性マイナス(現状の自分)に自信がないと、劣等感を劣等コンプレックスで補償しようとする。
劣等コンプレックスとは、何かを言い訳にするべきことから逃げることだ。
例えば、
自分よりも頑張っている人がいた場合、
「あの人と私はもともとの能力が違う」
と思い、努力することをやめてしまう。
厳しいが、これではいつまでも成長はない。
なので、
劣等感を努力で補償できるようにしたい。
相対性マイナス(現状の自分)に自信があれば、劣等感を感じたときに、
「私ならできる」
と思い、相対性プラス(目標)を追うことができる。
そのためには、
日頃から自分の成長に目を向けることだし、
親や教師であれば、子どもの成長に目を向けて伝えることだし、
上司であれば、部下の成長に目を向けて伝えることだ。
成長に目を向けることができれば、
「自分は色んなことを乗り越えてきた。自分にはできる。」
と思うようになる。
劣等コンプレックスを使うのは病的だからやめ方がいい。
誰もが劣等感を努力で補償できるよう、お互いが成長を伝え合える環境が必要だ。