心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

劣等感の補償

人間は、

 

劣等感を感じたときに2通りの補償をする。

 

劣等感自体は悪いものではない。

 

劣等感がなければ、成長しようと思わないからだ。

 

ただ、

 

相対性マイナス(現状の自分)に自信がないと、劣等感を劣等コンプレックスで補償しようとする。

 

劣等コンプレックスとは、何かを言い訳にするべきことから逃げることだ。

 

例えば、

 

自分よりも頑張っている人がいた場合、

 

「あの人と私はもともとの能力が違う」

 

と思い、努力することをやめてしまう。

 

厳しいが、これではいつまでも成長はない。

 

なので、

 

劣等感を努力で補償できるようにしたい。

 

相対性マイナス(現状の自分)に自信があれば、劣等感を感じたときに、

 

「私ならできる」

 

と思い、相対性プラス(目標)を追うことができる。

 

そのためには、

 

日頃から自分の成長に目を向けることだし、

 

親や教師であれば、子どもの成長に目を向けて伝えることだし、

 

上司であれば、部下の成長に目を向けて伝えることだ。

 

成長に目を向けることができれば、

 

「自分は色んなことを乗り越えてきた。自分にはできる。」

 

と思うようになる。

 

劣等コンプレックスを使うのは病的だからやめ方がいい。

 

誰もが劣等感を努力で補償できるよう、お互いが成長を伝え合える環境が必要だ。