言葉の落とし穴
子どもたちに勉強状況を聞くとき、
学校の宿題出してる?
って聞かないようにしている。
理由は、
子どもたちが言う「出している」
と、
こちらが思っている「出している」
の認識が違う場合が多いから。
こちらが思っている「出している」が、「100%出している」ことだとしても、
A君が思っている「出している」は、「50%くらい出している」ことがある。
この言葉の落とし穴にハマると、時間がたった後に大変なことになる。
だから、
「学校の宿題出してる?」
ではなく、
「学校の宿題100%中の何%出してる?」
と聞くのが良い。
そうすれば、例えば
「60%出してる」
という答えが返ってきた際、60%出していることを褒めることができるし、出せていない40%はどうして出せていないか、今後どうしたら出せるかを一緒に考えることができる。
ポイントは、
言葉を具体的(「しっかりやってる等」ではなく、数値等にする)にすること。
これは子どもの学校の宿題に限ったことではない。言葉の落とし穴は至る所に隠されているから、普段から意識してコミュニケーションを取りたい。