心と羅針盤

子どもへの教育力、リーダー・カウンセラーとしての対人援助力を磨きたい方に向けて発信しています。16年間で700人以上の子どもと親に対する学習アドバイス・不登校や人間関係等のカウンセリングを実施。個別指導の学習塾マネージャーが書く「教育」と「コミュニケーション」のブログ。

残り1ヶ月半

カレンダー見たら今年もあと1ヶ月半。

 

今年もたくさんの出会いがあった。

 

色んなタイミングで思うのは、

 

人は何かをしてもらえなかったときじゃなくて、できなかったことから後悔が生まれる。

 

だから、

 

いつも関わってくれる人に今できる最善で関わりたい。

 

調子が悪いときも、落ち込んだときも、

 

そのとき自分ができる最善で。

誰のためか

「この人に◯◯してあげたい」

 

って、

 

相手のためを考えた素敵な気持ち。

 

そして、自分が

 

「そうしたい」

 

って思ってる自分の気持ち。

 

深いところでは自分のためでもある。

 

これを知ってないと、

 

「これだけしてあげたのに、どうして応えてくれないの」

 

「あなたのためを想ってやってるのに、どうして喜んでくれないの」

 

ってつらくなる。

 

いくら相手のためって思っても、

 

自分のためにもやってるんだから☆

プログラム(思い込み)のアップデート

「あの人は信用できる」

 

「私は必要とされている」

 

「あの人には能力がない」

 

「自分は仕事ができない」

 

というように、人には日々の経験からたくさんのプログラム(思い込み)が作られる。

 

プログラムは、

 

※感情が動いた経験

※繰り返し

 

によって作られ、生きてく上でプラスになるものもあれば、マイナスになるものもある。

 

プラスになるものはもっておけばいい。その方が勇気を持って進めるから。

 

でも、マイナスになるものはアップデートしたい。

 

能力がないと思ってた人も、今は頑張って力を付けているかもしれない。

 

仕事ができないと思っていても、自分の行動で喜んでくれていた人がいるのを知らなかっただけかもしれない。

 

人を信じられるような経験

 

誰かに喜んでもらえた経験

 

自分必要とされた経験

 

を、記憶から1つでも多く思い出してほしい。

 

そんなのない!っていう人もいるかもしれない。

 

「ない」前提で探すとない。

 

「ある」前提で探してみて。

 

絶対あるから。

 

たしかにあの人いいところもあるけど、悪いところの方が多いよ!っていう人もいるかもしれない。

 

たしかにそうかもしれない。

 

でも、結局全て思い込みだから。

 

どの思いを持ったほうがより楽しく生きられるかだから。

 

自分で決めればいい。

なぜ学ぶ(勉強する)のか

生徒から、

 

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

 

って言われるときがある。

 

うん。

 

おれもそう思ってたよ。

 

でね、勉強って

 

「肯定的な解釈をする練習」

 

なんだ。

 

同じ環境なのに、幸せを感じてる人もいれば、不満を感じてる人もいる。

 

なんで感じる感情が人によって違うのか。

 

それは、解釈が違うから。

 

私にはこれしかないって思うか、私にはこれがあるって思うか

 

失敗をしてしまって最悪と思うか、うまくいかないやり方を見つけたと思うか

 

人の感情は解釈によって作られる。

 

だから、幸せに生きるには肯定的な解釈を身につける必要がある。

 

教育業界に10年以上いて、最初から

 

「勉強が好き」 

 

っていう子は1割もいない。

 

好きじゃない。つまらない。だからこそ、やることに価値がある。

 

どうやったらこの教科を好きになれるか

 

どうやったらこの問題を楽に解けるか

 

どうやって勉強を将来どうやって活かすか

 

この「どうやって自分にとってプラスにするか」を考えられる視点を、勉強に向き合うことで手に入れられる。

 

義務教育と入試制度はありがたい。もしこれらがなかったら、

 

「やりたくないからやらない!」

 

って、簡単にこの大切な練習の機会を失うから。

 

もちろん、子どもたちにはやりたいことをやってほしい。

 

でも、

 

やりたくないけど、しなければならないことも待ってるから、

 

子どもたちが、自分の力で人生を肯定的に解釈し、幸せになるためにこの練習は絶対必要。

 

そして、いろんな人に会うことや本を読むことで、もっと力は鍛えられる。

 

この力をもって、大人になってほしい。

怒りの感情を使わない

子どもに対して、

 

友だちに対して、

 

パートナーに対して、

 

怒りの感情を使っても、待ってる結果は「依存」か「反発」。

※真剣と怒るは違う

 

怒りの奥にある気持ちを相手に伝えることが大切。

 

わかってほしい

こうしてほしい

こうしてほしくない

 

怒りの奥にあるこういった気持ちを見つけて、理性で穏やかに相手に伝える。

 

マイナスの感情をそのままぶつけるから揉める。そこには競合の関係(どっちが上か下か、どっちが正しいか間違ってるか)が生まれるから。

 

そうじゃなくて、協力して目標を達成できるように、話し合う。

 

上か下か、正しいか間違ってるかよりも、

 

「協力」

 

が大切。

忘れにくい記憶(長期記憶)の仕組み

脳は入力された情報を、1〜2週間

 

「海馬」

 

で一時保存(短期記憶)します。

 

そして、その期間に2〜3回引き出された記憶が

 

「側頭葉」

 

にいき、忘れにくい記憶(長期記憶)となって保存されます。

 

勉強をする際、このことを覚えておくだけで効果は圧倒的に変わります。

 

テスト前に徹夜!

 

だと、短期記憶(海馬)にしかならず、その先の入試では内容を思い出せず、結果が出ません。

そのとき必要だと思ったことを

頭の中で、

 

よし!次はあの人に対してこういう風にコミュニーケーションを取ろう!!

 

って考えて、行動しようとすると動けなくなる時がある。

 

相手が、想定と違った表情だったりしたとき、準備してた方法でコミュニーケーションを無理やり取ろうとするとうまくいかない時がある。

 

だから、いくつかパターンを準備することと大切。

 

「これがだめでもこれがある!」

 

っていうのが、臨機応変さを生む。

 

でも、それも違うと思ったら、

 

その時必要だと思ったことをするのがいい。